今回は、前回リストアップした「何から勉強すべきか?」の中から、最初のテーマである「そもそも株ってなに?」にスポットを当てて学んでいきます。
この記事では、「株とは何か?」という基本的な疑問から、株の仕組みや株主の役割までを初心者目線で整理してみました。
難しい専門用語はできるだけ使わずに、調べたことや自分なりの理解を、わかりやすくまとめています。
株ってなに?超ざっくり説明すると…
そもそも株式とは何?
株(株式)とは、会社が資金を集めるために発行する“証券”のことで、それを買うと株主になり、会社の一部を所有することになるらしい。
つまり、会社を少しだけ“持っている人”になるという感覚。そして会社はこの資金を使って運営するんだね。ちなみにこの株式というものは買う事も、売ることもできるらしい。
そして株には「株価(かぶか)」という値段があって、これはニュースや会社の業績、世の中の景気などで常に変動しているらしい。
会社の「一部を買う」ってどういうこと?
いろいろ調べていて、「株を買う=会社の一部を買うこと」とよく書かれているのを見かけた。最初は正直、いまいちピンとこなかったけど、ようやくなんとなくイメージできてきた。
たとえば、会社をひとつの“ピザ”に例えると、株はそのピザをいくつかの「ピース」に分けたもの。株を買うっていうのは、そのピースを1枚買うみたいな感じらしい。だから、自分が持っているピースの数によって、その会社の「持ち分」が決まるってこと。
株主になるとどうなるの?
次に「株主になるとどんなことができるのか?」という疑問が出てきたので、それをまとめておく。
株主になると、その会社が出した利益の一部を「配当金」として受け取れることがある。これがいわゆる“インカムゲイン”。配当は会社によって出るところと出ないところがあるらしい。
次に、会社の価値(株価)が買った時よりも上がったときに売って利益を出すことができるようになる。逆もあって、買った時よりも株価が下がってしまうと売るときに損をする。
さらに、「議決権」といって、会社の方針を決める株主総会での投票にも参加できるそう。ただ、これにはある程度の株数が必要っぽい。
あと、会社によっては「株主優待」という特典がもらえる場合もある。食品や買い物券など、ちょっとした楽しみになりそう。
まとめると、配当・値上がり益・株主優待・議決権など、いろんな“メリット”がある一方で、当然リスクもある。これも含めて株主なんだな、という印象。
会社が株式を発行する理由
お金(資金)を集めるため
株式を発行する一番の理由は、会社が成長するためのお金を集めること。
新しいお店を出したい、商品を開発したい、広告を出したい…など、会社がやりたいことを実現するには、どうしてもまとまったお金が必要になる。そのときに、銀行から借りるだけじゃなく、「株式を発行して投資家から出資してもらう」という方法があるらしい。
つまり、株を買ってもらうことで、会社はお金を得られる。そしてそのお金は、基本的に返さなくてもいいというのが特徴(←ここが借金との違い)。
銀行からの借金との違いとは?
株式による資金調達は「借金」ではなく「出資」という形になるそう。だから、銀行のように「いつまでに返して利子も払う」という義務がないのが大きな違い。
その代わりに、株主には配当金という形で利益を分けたり、株価が上がることでリターンを得られる仕組みになっている。投資家(株主)としては、会社の成長に期待してお金を出している、という感じらしい。
要するに、株=一緒に会社を育てるパートナーみたいなイメージなんだなと理解。
起業する場合の株価と発行する株の数はどうやって決まるの?
会社を初めて起業する場合、株を「いくらにするか(株価)」「何株発行するか」は、会社の設立時に自由に決めることができるみたい。
じゃあ実際、いくらにするもんなの?
最低1円からOK(法律上)らしいけど、起業家の多くは 1株=1万円 × 100株(=100万円) など、キリの良い数字にしているらしい。
この場合、資本金100万円という事になるんだね。
ここで新たな疑問…
起業時に設定した株価ってすぐに変動するの?
答え:変動しない。
価格の変動はあくまでも上場企業の株式にのみ起こる事
そもそも株価は、「売りたい人」と「買いたい人」が証券市場でやりとりすることで決まる。つまり、たくさんの人が自由に売ったり買ったりできる“場所(市場)”があるからこそ、株価は常に動く仕組みになっている。
でも、非上場企業の株はその市場に出ていないため、誰でも自由に売買することができない。だから当然、株価が動くこともなく、変動する仕組みそのものが存在しない。
上場した時点の株価って起業時の価格?
「上場したときの株価って、起業したときに決めた株価と同じなのかな?」と思って調べてみたけど、どうやら違うらしい。
起業時の株価(発行価格)は、創業者が自由に決めた“社内ルール”みたいなもので、市場での取引には関係ないとのこと。
上場するときには「公開価格(IPO価格)」という新たな価格が決まる。これは証券会社や投資家の評価、企業の業績、将来性などをもとに決まるみたい。つまり、市場で株を売り出す“スタート価格”が別に設定されるイメージ。
なので、上場時の株価=創業時の価格ではないってことがわかった。思っていたより全然別モノだった。
上場するとは?上場企業とは?
そもそも「上場する」ってどういうこと?
株の勉強をしていて「上場企業」という言葉をよく見るので、「上場って何だろう?」と思って調べてみた。
ざっくり言うと、上場とは会社の株を証券取引所で自由に売買できるようにすること。東京証券取引所(東証)などの市場に「うちの会社の株、売り出します!」と公開するイメージ。
つまり、誰でもその会社の株を買ったり売ったりできるようになる。
上場することで、たくさんの投資家から資金を集めやすくなり、会社の信用度もグッと上がるらしい。
ただ、自由に売買されるということは、会社の情報をきちんと公開していく義務も出てくるという点がポイント。
上場企業ってすごいの?
上場企業ってなんだかスゴそうなイメージがあるけど、実際どうなのかを調べてみた。
まず、上場企業は証券取引所に認められている会社なので、審査をクリアしていて信頼性が高いという印象を持たれやすいらしい。
それに、上場すると誰でも株を買えるようになるので、資金調達がしやすくなったり、企業の知名度も一気に上がるそう。
でもその分、会社の経営状況や業績を定期的に公開する必要があり、経営の透明性が求められる。
いろんなメリットがあるけど、自由度はちょっと減るという面もあるみたい。
非上場企業との違いは?
非上場企業との一番の違いは、やっぱり株を市場で売買できるかどうかという点。
非上場企業の株は、一般の人が自由に売ったり買ったりできない。一方、上場企業の株は証券取引所で売買できるので、株価が毎日変動するし、流動性がある。
それから、非上場企業は情報公開の義務もそれほど厳しくないけど、上場企業はIR(投資家向け情報)としていろんなデータを出す必要がある。
つまり、上場企業は“みんなに見られる前提で経営する会社”、非上場企業は“もっとクローズドな会社”という感じ。
どっちが良い・悪いじゃなくて、目指す方向や規模感の違いなんだなと感じた。
非上場の株は買えないの?
非上場株は一般に売られていない
「非上場企業の株って買えるのかな?」と思って調べてみたけど、基本的には一般の人が自由に買うことはできないとわかった。
直接譲渡なら可能。でもハードルが高い
一応、非上場企業の株でも関係者同士での譲渡(売買)は可能らしい。たとえば知り合いの社長から「株を買わない?」と言われた場合など。ただしこの場合、契約や手続きが複雑だったり、価値の判断が難しかったりで、初心者が気軽に手を出すものではなさそう。
「未公開株」には要注意
ネットや電話で「未公開株を買いませんか?」という勧誘があるけど、これは投資詐欺の手口としてよくある話らしい。
非上場株=レアな投資、という印象を持たせて高額をだまし取るケースもあるらしいので注意が必要。
結論としては、非上場株は買えなくはないけど、初心者向けではないというのが今の理解。
まとめ
株ってなんとなく聞いたことはあるけど、実際はどういう仕組みなのか、よく知らなかったので調べてみました。この記事では、株の基本的な仕組みから、株主になる意味、そして株価の変動についてまでを初心者目線で整理してみました。
ポイントをまとめておきます。
株とは、会社が資金を集めるために発行する「証券」
株を買うと、その会社の“一部”を所有する=株主になる
株主になると、配当をもらえたり、経営に関われたりする
株価は「買いたい人」と「売りたい人」のバランスで変わる
起業時の株価は上場後の株価とは別もの